印象に残っている研修

研修生のSです。担当者さんからのお題は「印象に残っている研修」です。ベルーフの研修は内容の分類でIT系、ビジネス系、セルフコントロール系。研修段階でそれぞれ基礎1、基礎2、就職準備段階と分かれます。

実のところこれといって特定の研修が他よりも記憶に残っているということはありません。強いて言えば、IT系のプログラミング研修は人生で初めてのプログラミングなので苦労したことくらいですが、それ自体は、何事も初めては大変という当たり前の話ではあります。

今回は私がベルーフの研修をそれぞれ受講して気が付いた共通点について述べようと思います。それはベルーフの研修は「不親切」だということです。

研修というものは特定のトピックについて、受講生に知識を伝達し、理解を促すことを目的としているといってよいかと思います。その際可能限りスムーズな知識伝達がなされるよう、研修自体やテキストなどについて気を配り実際の研修を実施するという流れが一般的にも、経験的にも当てはまるのではないでしょうか。もちろんこの研修設計と実施の巧拙はどうしてもでてきますが、基本的には相手の理解を主眼において実施されるはずです。

ベルーフの研修においてもこの点は例外ではありません。

しかしベルーフの研修には意図された「不親切」が埋め込まれていると私は考えています。

例えば基礎1段階のビジネス系研修は一般的な企業での新人研修におけるビジネスマナー研修と考えていただくと概ね間違いありません。ただし最初から、これこれはこういうことで、こういう風にしなさいという正解を教える研修ではありません。ビジネスパーソンとして正しい振舞や考え方とはなにかを研修への参加を通じて体得する設計になっています。

たとえば電話応対では、基本的に抑えるべき事項があるということを教わって、そこからどうすべきかの判断基準や考え方自体を学ぶこともカリキュラムに含まれています。分からないことは自分で考えて、必要なら自分から質問・確認し、実行してみる、だめなら修正するといった、当たり前といえば当たり前のことを「自分で考えて」できるようになる必要があります。

この「自分で考えて」動けるようになるというのは企業の新人にとっても大事な要素ですが、ベルーフでもこれを重要視しているように思います。正解があって、そのボタンを押せばクリアというような価値観ではなく、成功条件・失敗条件を考え、成功させるために必要な手続きや方法を考えることを促すために「不親切」なつくりになっているように見えるのです。

全ての研修生がこれを完璧にできているわけではありませんが、この「不親切」に慣れていかないとベルーフの研修を無事に終えられないのではないかと思います。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です