実務演習について
研修生のEです。約半年前に「資格取得」の記事を投稿した者です。
こちらのブログなのですが、見ていただくと分かると思いますが最近あまり更新されていません。
ベルーフでの研修の様子を知ってもらい伝えるため、多くの研修生に記事を書き、投稿してもらえるようにしていきたいと思っています。
今後は高い頻度で記事を投稿していきますのでご期待ください。
冒頭にこんなことを書いたのには実は理由があります。
ベルーフでは「IT実務演習」という研修があります。
この研修は、ベルーフ内の各種作業などを就業したときの業務に見立て、業務を行う実務訓練となっています。
このIT実務演習で行う実務の内容はITとは直接関係ないような比較的単純な作業から、企画の運営やアプリケーション開発を伴うような複雑なものまで様々あります。
以下はその一例です。
・一般的事務業務(電話応対やドキュメント類のスキャン作業等)
・イベントの企画及びその運営(企業の人事担当者を迎えて行う研修生との対話イベント)
・Webページのメンテナンス作業
・ベルーフ(以下「事業所」と呼ぶ)内の業務の自動化補助 etc.
この中で、私はベルーフの他の研修生にもこの研修生ページにもっと多くの記事を投稿してもらい、充実したものにする業務を受ける事になりました。
簡単に「投稿してもらう」といっても、やらなければならない事は様々あります。
広く研修生に記事の投稿を呼びかける・定期的に記事をアップしてもらうための仕組みづくりの検討・研修生からの質問等への対応…など様々です。
このブログ記事を投稿してもらうための業務以外にこのIT実務演習の研修で受ける事となった業務がもう一つあります。
事業所内の営業スタッフが業務上で使うツールを作成するというものを担当することとなりました。
これは先ほども説明した中にある「事業所内の業務の自動化補助」に当たるものとなります。
今回作成する事となったツールなのですが、ツールの性格上詳細はこの場で明かすことは出来ないのですが、営業スタッフが自身の営業の活動を記録するものとなっています。
現在使用しているツールは、1件1件その都度入力しなければならないものとなっています。
顧客Aと顧客Bに案内状を送付といった内容くらいであれば、2回の操作で済むのですが…
100件の顧客に対して案内状を送付するといったような内容を記録する場合であればツールで100回の入力操作をしなければなりません。
同じ活動内容であれば、1回入力するだけで処理できないかということで、今回新たな補助ツールの作成をという事となりました。
ただ、これを作成するのにあたり問題がありました。
従来のツールのデータベースには技術上の問題があり、直接このデータにアクセスすることが出来ないのです。
このデータベースにアクセスが可能であれば、良かったのですが…
このため、補助ツールを新規に作成して以下の方法で一括でのデータの更新作業を行うこととしました。
1.従来使用しているツールから(営業活動記録の)データをCSVファイルで書き出す
2.1で書き出したデータを今回開発する補助ツールに取り込む
3.補助ツールで取り込んだデータと営業活動を行った顧客リストと合わせ新たなファイルを生成
4.3で生成したファイルを従来使用しているツールに読み込ませる
この4つのステップで、従来のツールの情報を更新し、入力するという方法としました。
従来から使っているツールと今回新たに作る補助ツールの2つが必要となり、全体での作業ステップは増えるが、全体の作業効率の事を考えると100件のデータ入力よりははるかに楽になると思われます。
今回の補助ツールの作成作業について少し説明します。
この補助ツールをPythonで作成することとしました。この記事を書いている今現在もツール作成中です。
研修でPythonの基礎は既に学習していたものの、実務業務で使えるようなツールの作成というのはこれまであまり経験がありませんでした。
学習してきたことを必要に応じて復習をしながら、テストを繰り返しつつツールの作成を進めています。
実は、まだこのツールを作るにあたって注意することがあります。営業のスタッフは、必ずしも研修生のようにITの知識に精通してスキルを持っている方だけとは限りません。
PCの基本操作が出来る程度の方も中にはいます。そのような営業スタッフの方にも操作しやすいツールを作るための工夫も必要になってきます。
このような事もあり、なるべく使いやすいものをと心がけて作成していくつもりでいます。
このような「利用者目線を考えたツールの作成」という考えですが、この研修を通じて初めて感じるものとなりました。
このツールが完成し、使えるようになり営業スタッフの業務が少しでも楽になれば良いかなと思っています。
大げさな表現になるかも知れませんが、これも事業所内のDX化と言えるのかも知れません。
そんな事業所内のDX化に貢献できるとなれば自分の自信にもつながるのではないかと感じています。
この演習を行うことで、将来就業先でも社内のDX化に貢献したいという自身の気持ちが強くなってきているのを感じています。
どうしても就労移行支援事業所というと、実務を行うという事に欠けてしまうと思うところがあるかも知れません。
このような実務を伴う研修がある事は、就業経験が少ない自分には有難いものとなっています。
前職の経験も少なく、研修中にこれといった成果物が無い自分にとって、就活のアピールポイントにもなりそうです。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。